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京都府小学校長会事務局
京都府総合教育センター内

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幸せに生きる力を育むために

コロナウイルス感染拡大が、未だに収束の兆しが見えない中で、令和4年度がスタートしました。感染者数は高止まりを見せる中、経済面では、規制を緩和し、活動を少しずつ平時に取り戻していく傾向にあります。

 令和の時代になり、新たなウイルスの登場により、あたり前の日常を過ごすことができなくなることや、ウクライナでの戦争が、日本も含め世界の平和な暮らしに影響を与えることの現実に、危機管理の甘さを痛感しつつ、予測を越える災いが現実に訪れる時代に生きていることを実感させられました。このような時代だからこそ、幸せは与えられるもではなく、個々が強い意志を持ち掴み取らなければいけないのだと言えます。

 well-being(ウェルビーイング)の実現のため、幸せに生きる力を育み、自立できることが教育の目標でもあります。予測不可能な時代と言われる中で、子ども達が幸せを掴み取るために必要な力とは何か、今一度再認識しておく必要があります。

 令和3年の1月に、中央教育審議会の答申が出され、これからの日本の学校教育の方向性が示されました。「令和の日本型学校教育」の構築です。中でも、情報化社会が急激に進む中、GIGAスクール構想の実現にあるように、ICTの積極的な活用能力の育成が不可欠です。同時に、タブレットを文房具的に扱い、情報を積極的に活用しながら「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を推進していく必要があります。

 一方で、日本型といわれる「知」「徳」「体」のバランスのとれた人格形成も大切にしていかなければなりません。頭だけで考えるのではなく、豊かな心、健やかな体を使いながら、考えを深められる力を身に付けてこそwell-beingにつながっていくのだと言えます。特に、京都に多くある日本固有の自然や文化・伝統と触れ合いながら、自然から学び、人々が築き上げてきた所作や英知を体全体で吸収することが、幸せな未来を創造する力にもつながると言えます。

 本来ゆとりをもって、平和で幸せな未来を創造していく子ども達を育むべき学校が、いじめや不登校、特別な支援を必要とする児童の増加、ヤングケアラーの小学生の現状、通学路の安全確保など、学校だけでは解決が困難な内容も含め多くの課題を抱えています。特に、人材不足は深刻な状況です。こうした諸課題を抱えながらも、我々校長は、明確なビジョンを持ち、カリキュラム・マネジメントの充実を図りながら「社会に開かれた教育課程」の実現を目指していかなければなりません。この一年、本会では、各支部校長会や会員一人一人の英知を結集し、組織を挙げて研究を推進することを通して、我々校長の力としていきたいと考えます。どうかみなさまの御支援、御協力のほどよろしくお願いします。

 最後になりましたが,本会のためにご尽力いただいております校長会事務局の皆様にお礼を申し上げ,御挨拶といたします。

  令和4年5月
                   京都府小学校長会 会長 久保 嘉章

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